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交叉比率・交差比率とは?
適正在庫を判断するための指標として、交叉比率(交差比率)が用いられる事があります。交叉比率を算定する式は次の通りです。

 交叉比率 = 在庫回転数(率) × 粗利益率  ・・・(1)式

例えば在庫回転数が10回で、粗利益率が25%とすると、交叉比率は250になります。
企業の存続や商売をする上での基本的な目的・条件は粗利益をあげることにあります。
粗利利益の算出式が

粗利益 =  売上高 × 粗利益率

であるので、在庫を一定にした場合、粗利益を増やす方法は、在庫の回転数を上げるか粗利益率を上げるかの方法になります。回転数が10回で粗利益率が30%の場合と、回転数が15回で粗利益率が20%の場合では、計算式から粗利益は同じ結果になります。交叉比率の名前の由来はここから来ています。
次に交叉比率から適正な在庫金額を算出する方法を見ていきます。

@売り上げ目標を設定します(例:5000万円)
A交叉比率の目標を設定します。前の年が280だったので300にして見ます。
B粗利益率を設定します。30%にして見ます。
Cこれまでの目標値と、(1)を変形して在庫回転数を算出します

在庫回転数 = 交差比率 / 粗利益率 = 300 / 30 = 10

D売り上げ目標 5000万円 と 在庫回転数 10 で、適正な在庫金額が算出出来ます。

適正な在庫金額 = 5000(万円) / 10 (回転) = 500万円

となります。つまりこの場合は500万円が適正な在庫金額となります。

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