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定量発注方式・OP法とは

在庫管理の在庫品の調達方法は大きく分けると、定期発注方式と定量発注方式があります。定期発注方式は月初めなどの一定時期に、月別や週別の必要量を予測して発注する方式です。この方法は広く用いられていますが、予測などに手間がかかります。定量発注方式は定期発注方式に比べて簡単に行うことが出来ます。その方法としてOP法と、ダブルビン法がありますが、今回はOP法について説明します。
OP法は、オーダリング・ポイント法(Ordering Point)の略語で、オーダリング・ポイントとは発注点の事を言います。この方法の要点は以下の3点です。

①在庫品目別に、1回あたりに発注する数量を決めておく。(定量発注)
②品目別に一定の在庫水準を設定しておき、これを発注点(OP)としておく。
③在庫数量がOPを下回ったとき、自動的に発注をかける。

以上の様な手続きで在庫管理を行うのがOP法です。

OPの決定方法は、OPに達してから在庫がなくなるまでの時間が、発注した品目が納入される時間(納入リードタイム)と同じ時間になる様な残りの在庫数量で決定します。つまり発注をかけて納入されるまで5日とした時、残りの在庫品が5日で無くなる在庫数量がOPとなります。これをイメージしたのが下図です。

在庫番頭 Professional Editionは、各在庫情報に発注点(OP点)と発注量を持つことが出来て、定量発注方式の在庫管理を支援する機能が実装されています。

OP法の概念図
(OP法の概念図)

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